特別支援学級と通常学級、中学ではどちらに進む?発達障がい児や不登校児にはどんな進学先があるの?

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こんにちは、小学六年生の息子がいるHanakoです。

息子には発達障害があるので今は支援学級と通常学級を教科ごとに行き来してます。

が、進学する予定の中学ではそれが不可能(×_×)ってことで、来年は通常学級か支援学級のどちらか一方を選んで下さいと言われ…。。

自分のことはあんまり悩まないんだけれど、流石に子どもの進路はちょっと悩む…(~_~;)

同じように「中学では通常学級と特別支援学級、どちらを選べば良いんだろう??」って悩んでいる方は多いんじゃないかな。

家庭や障がいの程度により色々な考えや進路があると思うし、住んでいる自治体によって支援制度は違うようなのだけれど、、

それぞれの学級とその後の進路についてまとめてみたので参考にしてみて下さい。

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通常学級とは?

通常学級とは定型発達(健常者、発達障害がない)の子どもが通う学級です。

<メリット>

  • 教科書に沿った、小学校時の学習を深める授業内容である。
  • 集団生活の中で競争しながら学べる。
  • 沢山の友達と接することでコミュニケーション能力が育つ。
  • 小学校とは違う概念の授業である。

<デメリット>

  • 各教科ごとに宿題があり、提出物が多い。
  • クラス一斉での授業なので、授業についていけなくなる。
  • 個別での指導が難しいため、指示が通りにくい。
  • 孤立やいじめによる問題が起きやすい。
  • みんなと「同じ」であることを求められる。

特別支援学級とは?

障がいの程度はさまざまだけれど、通常学級で学習するのが難しい生徒を対象に、その子にあった指導を目的とする学級のことです。

特別支援学級と一言で言っても「知的」「情緒」「病弱」「難聴」など色々なクラスがある。発達障害児は主に「知的」か「情緒」のクラスに分けられます。

○知的学級 …IQが高くない、知的な遅れや学習障害がある子などが対象。

○自閉・情緒学級…コミュニケーション能力に遅れや障がいがある、情緒が不安定である、集団生活が苦手な子などが対象。

<メリット>

  • 特性に配慮したクラス編成で、少人数での授業である。
  • 個別に指導してもらえるので分かるまで丁寧に教えてもらえる。
  • 生活に必要な知識、計算の学習など、自立に向けた授業や作業学習がある。
  • 落ち着いた環境で学習に取り組める。
  • 先生に悩みを相談しやすい。
  • 技能教科は基本的に通常学級で受ける。

<デメリット>

  • 授業の進みに差があるため、定期試験が受けられない。
  • 普通級への復帰が難しい。
  • 教科書よりもプリント学習が主である。
  • 学習量が少なかったり遅かったりすることで物足りなさを感じることがある。
  • 「知的学級」と「自閉、情緒のクラス」が合同の場合がある。
  • 少人数のクラスなので、友達との交流が広がりにくい。

学級の移動は可能?

  • 基本的に一年ごとに編入が可能。(学期の途中からは入れない)
  • 前年度の二学期の始め頃までに担任へ学級移動の希望を伝えておくと、次の年から編入することができる。

※締め切りが過ぎてしまうと移動できないので注意。

  • 基本的に通常学級から支援学級への移動も支援学級から通常学級への移動も可能だが、学習の進み具合がちがうので支援学級から通常学級への移動は難しい。

中学卒業後の進路は?

  • 知的な障害を伴わない情緒学級の生徒の場合、本人の希望と学力があれば普通高校へ進学可能。
  • 知的を伴う障がいの場合、知的能力テストで80以上あれば普通高校への進学も可能だが、それ以下だと支援学校やサポート学校への進学となる。
  • 支援学校への進学は通常学級からも特別支援学級からも可能である。(支援学校では療育手帳を取得する必要がある)
  • 中学卒業後は公立・私立高校(全日制・定時制)、通信制、単位制、専門学校、専修学校、支援学校などがある。(支援学校を視野にいれる場合は2年の後半から3年の1学期までには進路を決める必要がある。(職員の人数配置のため))

進学には色々な選択肢がある。

発達障害があるからといって進学を不安に思うことはありません。

公立高校でも支援学級が併設されている学校もあるし、

通信制、単位制、専門学校、専修学校なとでは発達障害児や不登校、学習に不安を抱える生徒の受け入れをしているところも多いです。

生徒がきちんと学校に通えるように通学日数が選べたり、専門的カリキュラムが豊富だったり、パーソナルティーチャー制度(生徒が担任を選べる)、ピアアシスタント(生徒同士でカウンセリングをしあえる)を導入している学校もあります。

また、支援学校では就業学科を設けて障がい者枠での就職を目標にしているので、卒業後の社会的自立のための手厚いサポートを受けることができます。

勉強が苦手でも自分の「好き」を追及したり「体験すること」で学べる学校もあるし、

高校を卒業していなくても、それと同等の卒業資格を取得できる学校もあります。(特別支援学校の最終学歴は特別支援学校高等部卒になる)

最後に

特別な支援が必要な子は「社会の中でどういう姿で、どうやって生き抜いていくのか」を考えて進路を選択する必要があります。

どちらの学級に通ってもどの学校に通っても、やる気をもってストレスなく通えることが大切で、そのためには「どのような支援をいつ頃までしていけばよいのか」を考えなくてはいけません。

辛いことや嫌なことを頑張れるようにするにはどうしたらいいのか。

「できた」を増やして自信を持たせてあげるにはどうしたらいいのか。

考えることや不安になることは沢山あります。

このページを読んでくれている方達も育てにくい我が子に沢山悩んだり泣いたりしてきたんじゃないかなあと思います。

だけど、そんな子どもたちがいたからこそ気付けたこともたくさんあるはず。

物事の捉え方や視点や行動が他の子達とは違うっていうのはこれからの社会には大切だし、凄く強みになっていく部分だと思います。

心配事はあるけれど、私は子どもの未来は常に明るいと信じています(*´∀`)♥️

視野を広げた色んな選択肢のなかで子どもが一番笑顔で過ごせる「これから」を選びとっていけたらいいと思います。

色んなことがあるけれど、成長がゆっくりな分子育ても長く楽しめるってことで。

いつか自立できるよう、焦らずゆっくり出来るだけプラス思考で頑張っていきたいですね。

 

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